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平成の虚無僧一路の日記

人生は琴の糸 

2010年06月30日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し




琴を奏でながら歌を唄い、村々を回っている盲目の旅芸人。
老人は「琴の弦を1000本弾き切れば 目が見えるようになる」と
いう言い伝えを信じて長年修行を積み、今では人々から神様と
呼ばれるまでになっていた。

彼の弾く琴の音と歌声に、争っていた男たちも、矛を収める
のだった。

彼は、村はずれの小さな廟に住み着いて琴を引き続け、ついに
1000本目の弦を弾き切った。しかし・・・・、目は開かなかった。

60年間ただひたすらこの日のために努力し、つらいことにも
耐えてきた老人は、いっぺんに生きる価値を失ってしまう。
絶望する老人に、うどん屋の主人が諭して云う。「これまでの
人生。あなたは、村人から神のようにあがめられ、幸せでは
なかったか」と。

目的はそれを達成するまでの過程が重要なのであって、結果が
大事なのではないという寓話か。ひたすら努力する姿には、心
打つものがあり、芸の力が人の心を揺り動かし、闘争心を失わ
せることはあり得る。尺八の音も、そのような伝説があった。
“芸人魂”として、私はいつもこの映画の盲目の琴弾きのこと
を思い出す。

陳凱歌(チェン・カイコー)の映画は、『黄色い大地』『大閲兵』そして
『さらば、わが愛/覇王別姫』『始皇帝暗殺』と、大抵観ている。
どれも、いい知れる深い感動に心沈められる。『人生は琴の糸の
ように』も、もっと知られていい映画だと思う。
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