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平成の虚無僧一路の日記

“ネクラ”で尺八を始めたわけは 

2012年07月17日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



私が中学の時、尺八に夢中になったのも、“いじめ”が
原因でした。すっかり忘れていましたが、中学の時は、
友だちもいない「ネクラ」な少年でした。

“いじめ”というより、「万引き」の犯人にされたの
でした。

ある時、「部活中に財布が無くなった」と騒がれ、
たまたま、最後まで部屋に一人残っていた私が疑われ
たのでした。

プライド高く、いたずらも嫌いな“クソ真面目”な私が、
疑われたことは、親にも云えないショックでした。

今思うと、慶応の中等部では、級友が皆 立派すぎて、
私は、劣等感の固まりで“ネクラ”でしたから、
周りから見れば、何を考えているかわからない“変人”
と見られ、そういう疑いをかけられたのでしょう。
疑われるのも、自分に責任があります。

それからは、周囲の友だちが、皆そのような疑いの目で
自分を見ているのかと思うと、辛く、学校に行きたく
なかったのですが、それでも休むことはせず、友達とも
口をきかない子になってしまったのです。

それで「尺八」だけが 生き甲斐だったのです。「他人は
吹けない」という優越感が 生き甲斐でした。

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