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平成の虚無僧一路の日記

「虚無僧」は罪を逃れるため? 

2012年03月26日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



ブログなどで「虚無僧」に関する書き込みを見ると、
「武士が人を殺した場合、罪を逃れるために虚無僧になった」
というような記述がしばしば見られる。

出所は「Wikipedia」だ。「虚無僧」で検索すると、次のように
書かれている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

罪を犯した武士が普化宗の僧(=虚無僧)となれば、刑をまぬがれ
保護されたことから、江戸時代中期以降には、遊蕩無頼の徒が
虚無僧姿になって横行するようになり、幕府は虚無僧を規制する
ようになった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

出典は、小学館の『国語大辞典』のようだが、何を根拠に
そのようなことが書かれているのか不思議だ。私が調べた
限り、そのような事例は一件も無い。

「仙石騒動」の「神谷転」にしても、虚無僧でありながら、
南町奉行所の捕り方に捕まっている。その時点では、幕府は、
虚無僧を「浪人者」と見、寺社奉行の管轄外という認識だった
のだ。

本来「寺」の資格も持たない「虚無僧寺」だったが、この機会に
「寺社奉行の所轄」であることを認めさせようとして、抗議
するのだが、かえって薮蛇となった。その後、虚無僧寺を
取り調べたところ、無宿人や流罪人の溜り場となっていて、
女を囲い、「飲む、打つ、買う」の風紀乱れた集団として、
幕府の取締りの対象となるのだ。

「虚無僧になれば罪が許される」なら、赤穂浪士も全員
虚無僧になればよかった。そして1ヶ月の尺八練習で、
「虚無僧の適性検査」があり、音の出ない者は、死刑。
尺八が上手であれば、無罪放免。

そんな バカなことが まかり通るはずはない。おかしな話だ。

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