掲載日:2024年11月20日
<ナビトモ×えいげき倶楽部 連動企画>映画「釣りバカ日誌8」よもやま話
こんにちは!ナビトモ事務局です。
<ナビトモ×えいげき倶楽部 連動企画>として、今回のお届けするコラムは、
映画「釣りバカ日誌8」よもやま話。
衛星劇場で12月に放送される「釣りバカ日誌8」(1996年8月10日公開)がテーマとなります。
是非、お楽しみください。
<2024年12月>衛星劇場 放送情報
◯「釣りバカ日誌7」:9日(月) 深夜3:00/19日(木) 午前9:40/29日(日) 午前9:30
◯「釣りバカ日誌8」:4日(水) 深夜1:30/13日(金) 午前10:15/24日(火) 午後6:00/30日(月) 午前10:00
【釣りバカ日誌シリーズ】
時代が平成に変わる1988年12月24日にお正月映画として第1作が公開されました。バブル景気やゼネコン疑惑など移り行く時代を背景に、建設会社の社長「スーさん」と平社員である「ハマちゃん」の釣りを通して結ばれた立場逆転の風変わりな友情を軽やかに描いたこの作品は、2009年に至るまでスペシャル版と時代劇版を含む全22作品が製作された人気シリーズです。
<ナビトモ×えいげき倶楽部 連動企画>として、今回のお届けするコラムは、
映画「釣りバカ日誌8」よもやま話。
衛星劇場で12月に放送される「釣りバカ日誌8」(1996年8月10日公開)がテーマとなります。
是非、お楽しみください。
<2024年12月>衛星劇場 放送情報
◯「釣りバカ日誌7」:9日(月) 深夜3:00/19日(木) 午前9:40/29日(日) 午前9:30
◯「釣りバカ日誌8」:4日(水) 深夜1:30/13日(金) 午前10:15/24日(火) 午後6:00/30日(月) 午前10:00
【釣りバカ日誌シリーズ】
時代が平成に変わる1988年12月24日にお正月映画として第1作が公開されました。バブル景気やゼネコン疑惑など移り行く時代を背景に、建設会社の社長「スーさん」と平社員である「ハマちゃん」の釣りを通して結ばれた立場逆転の風変わりな友情を軽やかに描いたこの作品は、2009年に至るまでスペシャル版と時代劇版を含む全22作品が製作された人気シリーズです。
釣りバカシリーズ全作品に参加した唯一のスタッフにインタビュー!
◯この作品から、『男はつらいよ』と、分かれての公開になりました。
シリーズとして数を重ねてきて、既に人気も安定していましたからね。作品のイメージもあって、通常のシリーズは夏の公開が定着しました。
◯脚本の変更は、今回は如何でしたか。
ありました…。クランクインをして撮影が進んでから、地方ロケで福島県いわき市に入ったのですが、撮影の真っ最中にプロデューサーが、自分の車に「書き直された台本」を関係者全員分積んで、現地にやって来たのです。もちろん、すでに作品の撮影すべてを網羅した総合スケジュールを出した後ですから、スケジュール担当の私は大あわて!
◯作り直されたのですか。
徹夜で総合スケジュールを作り直しました。結果として、今までの「表紙がピンク色の台本」と、新しく出来上がった「表紙が白い台本」の2冊が、撮影現場に存在することになってしまいました。
◯どういうことでしょうか??
撮影は進んでしまっているので、撮り終えたシーンに合わせて、2冊の台本から必要なシーンをつじつまを合わせて、バラバラにして組み立てなおして構成しました。キャストやスタッフの皆さんには「今日は白い台本のこの場面」「明日はピンク色の台本のこの場面」と、パズル状態で対応して頂きました。
◯混乱しそうです。
これは撮影が終わって聞いた話ですが、三國さんは「新しい本は読みませんでした」と仰ってたそうです。ウソだとは思いますが。
◯出演者の方もスタッフの方も、御負担も大きいですね。
さらに、西田さん三國さんのアドリブがありますので、ゲストの室井滋さんと柄本明さんは、お二人とも名優とはいえ大変だったと思います。柄本さんはロケの出発前に、オペラのアリアを急に唄うことになって練習されましたし。加えて、当然魚釣りもありますからね。
◯今回は特に、いろいろな釣りが登場しますね。
ハマちゃんとスーさんが遭難する渓流での釣りは「フライフィッシング」といって、特に竿の扱いも難しい釣りです。クランクインは東京湾の「ルアー釣り」の撮影だったのですが、その後に釣り指導の先生に来て頂いて、西田さん三國さんに「フライフィッシング」の練習をして頂きました。
◯事前練習が必要な位、難しいのですね。
撮影後なので、やがて辺りが暗くなり、その日は仕草が完璧になる前に、特訓終了となりました。その後にも他のシーンの撮影が続きますから、何度も練習の時間を作ることができません。その日、三國さんは御自分から「お借りしてよろしいですか」と仰って、竿をお持ち帰りになりました。
続きは、
映画『釣りバカ日誌』よもやま話【その8】.松竹シネマクラシックス
https://www.cinemaclassics.jp/news/3047/
◆松竹シネマクラシックス
◆松竹シネマプラス
◆衛星劇場「視聴に関するご案内」
シリーズとして数を重ねてきて、既に人気も安定していましたからね。作品のイメージもあって、通常のシリーズは夏の公開が定着しました。
◯脚本の変更は、今回は如何でしたか。
ありました…。クランクインをして撮影が進んでから、地方ロケで福島県いわき市に入ったのですが、撮影の真っ最中にプロデューサーが、自分の車に「書き直された台本」を関係者全員分積んで、現地にやって来たのです。もちろん、すでに作品の撮影すべてを網羅した総合スケジュールを出した後ですから、スケジュール担当の私は大あわて!
◯作り直されたのですか。
徹夜で総合スケジュールを作り直しました。結果として、今までの「表紙がピンク色の台本」と、新しく出来上がった「表紙が白い台本」の2冊が、撮影現場に存在することになってしまいました。
◯どういうことでしょうか??
撮影は進んでしまっているので、撮り終えたシーンに合わせて、2冊の台本から必要なシーンをつじつまを合わせて、バラバラにして組み立てなおして構成しました。キャストやスタッフの皆さんには「今日は白い台本のこの場面」「明日はピンク色の台本のこの場面」と、パズル状態で対応して頂きました。
◯混乱しそうです。
これは撮影が終わって聞いた話ですが、三國さんは「新しい本は読みませんでした」と仰ってたそうです。ウソだとは思いますが。
◯出演者の方もスタッフの方も、御負担も大きいですね。
さらに、西田さん三國さんのアドリブがありますので、ゲストの室井滋さんと柄本明さんは、お二人とも名優とはいえ大変だったと思います。柄本さんはロケの出発前に、オペラのアリアを急に唄うことになって練習されましたし。加えて、当然魚釣りもありますからね。
◯今回は特に、いろいろな釣りが登場しますね。
ハマちゃんとスーさんが遭難する渓流での釣りは「フライフィッシング」といって、特に竿の扱いも難しい釣りです。クランクインは東京湾の「ルアー釣り」の撮影だったのですが、その後に釣り指導の先生に来て頂いて、西田さん三國さんに「フライフィッシング」の練習をして頂きました。
◯事前練習が必要な位、難しいのですね。
撮影後なので、やがて辺りが暗くなり、その日は仕草が完璧になる前に、特訓終了となりました。その後にも他のシーンの撮影が続きますから、何度も練習の時間を作ることができません。その日、三國さんは御自分から「お借りしてよろしいですか」と仰って、竿をお持ち帰りになりました。
続きは、
映画『釣りバカ日誌』よもやま話【その8】.松竹シネマクラシックス
https://www.cinemaclassics.jp/news/3047/
◆松竹シネマクラシックス
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◆衛星劇場「視聴に関するご案内」