フレイル予防シリーズvol.6 「物がない安心」を感じよう!物がないといい理由
掲載日:2021年12月13日

フレイル予防シリーズvol.6 「物がない安心」を感じよう!物がないといい理由

こんにちは!ナビトモ事務局です。
大好評の「フレイルシリーズ」第6弾ですが、今回は、いつもと少し違う切り口。
お家の中を過ごしやすくする環境づくり、お片付けについてお届けします。

家が歩きやすくなる片付けのすすめ

◯家で簡単な運動をしてみたいけど、スペースがない。
◯家の中でつまづきそうになることがある。
◯物が多くて、歩くのもスムーズに歩けない。
そんなお悩みを解決するヒントを、整理収納アドバイザーよりお伝えします。

■床にあるものに注意!
寒くなってくると特に、こたつの敷き布団、ホットカーペット、スリッパ、など、足元を暖めるために、色々なものを置きがちです。これらの物を踏んだ時に、ズルっと滑って転倒する事故も多く見られます。
高齢になると、転倒時に腿や腰など大きな骨を骨折するリスクも高く、入院・車椅子生活になることも他人事ではありません。そこからフレイルが一気に進行する方がとても多いのです。
寒さ対策は靴下や暖かいズボンなどで行い、マットやラグなどは極力減らし、スリッパも控えるなど、足の裏から床面の間に何層も物が重なる状態は避けましょう。
お部屋もスッキリ見えて、歩きやすく、掃除などもしやすくなりますよ。

■家の中の歩行スペースを見直そう
快適に歩くために必要な幅は約70cm前後、着替え等に必要な広さは90cm四方が目安となります。それよりも狭い場合、歩きにくかったり、バランスを取りにくく、つまづきの原因になりかねません。 室内で杖を使われる方は特に苦労されるのではないでしょうか。住宅事情も複雑な日本ですが、物の豊富さよりも、豊かなスペースを作ることを意識してみると、暮らしが快適になると思います。

■必要ではないものをなくすことで、快適なスペースと、アクティブな暮らしを!
そのうち使うかも、孫にプレゼントしてみよう、などと、物を保管していると、あっという間に収納が溢れてしまいます。備蓄も大切ですが、それをいざ使おうと思った時に、使えなくなっているものはありませんか?使い心地が悪くてしまい込んだもの、保管期間が長すぎてカビやシミなどができた不衛生なもの、賞味期限や使用期限が切れているものなどがあれば、処分することで、暮らしやすいスペースを確保できます。

お片付けのコツは他にも沢山ありますが、今回は家での転倒を予防する簡単な見直しポイントをご紹介しました。
スペースが生まれると、やってみたかった趣味も挑戦できるかもしれませんね。
お体の不調などで片付けが難しい、といった場合には、お片付けサポートのサービスも多数あります。
物がない安心、皆さまもぜひ考えてみてください。

文:コ村幸子
<プロフィール>
一般社団法人エムむすび 代表理事。作曲・サウンドクリエイター。
介護予防指導士/認知症介助士/地域音楽コーディネーター/整理収納アドバイザー

■一般社団法人エムむすび(https://m-musubi.or.jp/
エンタメ✕認知症予防を、オトナ世代へ楽しくお届けする非営利団体。
音楽の魅力で健康習慣を提案すると共に、認知症やフレイルについて理解者を増やし、シニア世代をサポートできる健康市民の創出をミッションに活動中!

監修:野村高子
Home&Family代表。整理収納アドバイザー。
親・子の片づけマスターインストラクター。
お客様のお宅に伺ってのお片付けサポートや自宅を公開した収納セミナーなどを実施。
ライフオーガナイザー2級、ホームオーガナイザー。
Home&Familyホームページ:https://home-and-family.jp/
家が歩きやすくなる片付けのすすめ

スタッフのつぶやき

いかがでしたか?
「もしかしたらまた使うかも」と開けずにいるダンボールがいくつもある我が家。コラムを読みながら、夜中に躓いたことをふと思い出しました。年末に向けて大掃除!ということで、まずはダンボールを開けたいと思います(笑)

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