フレイル予防シリーズvol.3 できることからコツコツと!習慣化すると認知症予防にも!
掲載日:2021年11月09日

フレイル予防シリーズvol.3 できることからコツコツと!習慣化すると認知症予防にも!

こんにちは!ナビトモ事務局です。
先日より始まりました「健康」コラム。
前回は、簡単にできるフレイル状態のセルフチェックについてご紹介しました。
フレイル状態のセルフチェックはこちら

結果はいかがでしたか?
「問題なかった!」という方もいらっしゃれば、「ちょっと心配になってしまった…」という方もいらっしゃるかと思います。
ただ、前回のコラムでもお伝えしたとおり、今は体がばっちり元気でも、歯の調子が悪い、落ち込むことが多い、となれば、徐々に体の元気もなくなっていきます。
また、今はあまり結果が良くなくても、できることから実践することで、改善していくこともあります。
そこで今回は、フレイルとも密接な関係がある「水分」についてお話します。

水分補給で血液スムーズ、認知症予防や筋肉や腱の保護にも

皆さんは普段から水分補給を意識していますか?
水を飲むとトイレが近くなるから控える、という方もいらっしゃいます。
しかし、そんな方にも適切な量の水分補給をお願いしたいのです。
体内の水分が不足していくと…

■筋肉や腱が潤い不足。運動機能低下
乾いた筋肉は十分に伸縮できず、無理すると痛めてしまいます。足がつったり、足が上がらなくなって転んだり。

■血液中の水分が減ってドロドロに
そのため血流が悪くなり、だるさ、頭痛、内蔵の働き低下、そして脳の機能低下で認知症の症状が出る、など、大変なリスクがあります。

■老廃物がしっかり出されず、体内に溜まってしまう
老廃物が排出されないために、むくみや、疲労感、そしてやっかいな便秘にもなりがちです。

こまめな水分補給は、体を守るためにとても大切です。
高齢者の目安として、食事以外で1〜1.5リットルほどの水分が必要と言われています。
日常の飲料としては、水や白湯、麦茶などがおすすめです。
コーヒーや濃い緑茶などは、カフェインが含まれているので、適度に楽しみましょう。

もし、少し調子が優れない時には、水分補給用の飲料・ゼリー飲料なども役立ちます。
気になる方は、少し備蓄しておいてもいいかもしれません。
ただ、水分だけで全ての体調が戻るというものではありませんので、体調不良時には速やかに病院でみてもらってください。
※ご病気などで、水分を取りすぎてはいけないと医者から指示されている方は、その指示を守ってください。

最後に。「俺は毎晩たっぷり酒を飲んでるから大丈夫だよー!」なんておっしゃる方が時々いらっしゃいます。
水分補給にお酒は入るのでしょうか?
答えは「いいえ」です!
アルコールを摂取すると、体内の水分を排出させる利尿作用が働き、より一層脱水状態の水分不足となります。
お酒は健康的にちょこっと楽しみ、あとは麦茶で気さくに語り合える仲間と、いつまでも元気に過ごしていきましょう!



文:コ村幸子
<プロフィール>
一般社団法人エムむすび 代表理事。作曲・サウンドクリエイター。
介護予防指導士/認知症介助士/地域音楽コーディネーター/整理収納アドバイザー

■一般社団法人エムむすび(https://m-musubi.or.jp/
エンタメ✕認知症予防を、オトナ世代へ楽しくお届けする非営利団体。
音楽の魅力で健康習慣を提案すると共に、認知症やフレイルについて理解者を増やし、シニア世代をサポートできる健康市民の創出をミッションに活動中!

協力:NPO法人日本介護予防協会
■介護予防の指導者を目指すなら「介護予防指導士講習」、オンラインで受講できます!
https://www.kaigoyobou.org/

スタッフのつぶやき

いかがでしたか?
私は比較的水分をとる方なのですが、1〜1.5リットルが目安となると、気がつけば水分不足になっているなんてことにもなりかねないと驚きました。これから、冬に向かい、夏よりもより一層水分を取りづらくなる時期になります。「目指せ!1.5リットル」ということで、積極的な水分補給を心がけていきたいです!

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