フレイル予防シリーズvol.1 大切なのは健康寿命!心もからだも元気に長生き!
掲載日:2021年10月20日

フレイル予防シリーズvol.1 大切なのは健康寿命!心もからだも元気に長生き!

こんにちは!ナビトモ事務局です。
皆さん、最近よく”人生100年時代”と耳にしますが、できれば元気で長生きしたいですよね!
そこで今回は「フレイル」をテーマに「健康寿命」について考えてみたいと思います。

体と心のフレイル予防の知識と考え方・健康寿命について

皆さん、「フレイル」ってご存知ですか?
「フレイル」とは、進行すると毎日楽しく元気に過ごすことが、徐々に困難になってしまう、筋力、体力、気力の「衰退」をいいます。
気をつけなきゃね、今はまだ大丈夫、とのんびり構えていると、知らぬ間に深刻になってしまうかもしれません。
でも、必要以上に怖がって不安になることはありません。
今から、今日からフレイル予防を始めれば、より元気に暮らせる可能性があります!

「フレイル予防」で大切なこと

まず下記表を見てみましょう。

【令和3年 高齢社会白書概要版第2節 高齢期の暮らしの動向 図1−2−2 健康寿命と平均寿命の推移】


日本人の男女別平均寿命です。ともに長寿で80歳を超えていますね。
ところが、一緒に書かれている「健康寿命」はどうでしょう?
「健康寿命」とは、健康上のトラブルによって、日常生活が制限されずに暮らせる期間のことです。
1割以上短くなってますね。

健康寿命と平均寿命の差が、介護などの支援が必要な期間にあたります。
この差を少なくするために、フレイル予防が大切になってくるのです。
さて、フレイルには具体的にどんな症状があるでしょうか?

■身体的フレイル
 体重・筋力・骨密度の低下などで怪我をしやすくなったり日常動作も以前のようにスムーズにいかなくなること。
■社会的フレイル
 周囲とのお付き合いが減っていき、出かけること、人と話すこと、誰かと食事することなどが少なくなること。
■精神:心理的フレイル
 誰にも頼られない寂しさからうつ状態になったり、思考が働かなくなって認知機能の低下などが起こること。

これらは相互に影響しあっていきます。体力だけでなく、体を支えている「心」や「人とのつながり」は、とても大切で、バランス良く対策をしていくことで、日常生活の元気を守っていきます。

フレイル予防をすることが、介護予防、認知症予防と繋がるのです。

そうそう、シニア世代の方には、高齢者、と言われると「まだ若いから違う!」と思われる方、多いと思います。
保険・年金などでは65 歳で区切りが付けられていますが、2019年の白書では、70歳以上
を支えるべき高齢者とするを回答した方が8割、70歳以上の方の回答では、自分より上の年の人、と回答する方が多かったそうです。

まだまだ皆さん元気現役!のこころで、今日も楽しくお過ごしください!
※予防とは、完全に防ぐことではなく、発症や進行を緩やかにし、症状の緩和を目指すことです。

文:コ村幸子
<プロフィール>
一般社団法人エムむすび 代表理事。作曲・サウンドクリエイター。
介護予防指導士/認知症介助士/地域音楽コーディネーター/整理収納アドバイザー

■一般社団法人エムむすび(https://m-musubi.or.jp/
エンタメ✕認知症予防を、オトナ世代へ楽しくお届けする非営利団体。
音楽の魅力で健康習慣を提案すると共に、認知症やフレイルについて理解者を増やし、シニア世代をサポートできる健康市民の創出をミッションに活動中!

協力:NPO法人日本介護予防協会
■介護予防の指導者を目指すなら「介護予防指導士講習」、オンラインで受講できます!
https://www.kaigoyobou.org/

スタッフのつぶやき

いかがでしたか?今回は、「フレイル」とは何かを解説しました。
そして次回は、ご自身がフレイルにあてはまるのかをチェックします!是非、御覧ください。

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