<ナビトモ×えいげき倶楽部 連動企画>映画「花のお江戸の釣りバカ日誌」よもやま話
掲載日:2025年03月12日

映画「花のお江戸の釣りバカ日誌」よもやま話

こんにちは!ナビトモ事務局です。

<ナビトモ×えいげき倶楽部 連動企画>として、今回のお届けするコラムは、
映画「花のお江戸の釣りバカ日誌」よもやま話。

衛星劇場で2025年3月に放送される「花のお江戸の釣りバカ日誌」(1998年12月23日公開)がテーマとなります。
是非、お楽しみください。

<2025年3月>衛星劇場 放送情報
「釣りバカ日誌10」:19日(水) 深夜0:30/25日(火) 午前8:30
「花のお江戸の釣りバカ日誌」:31日(月) 午後6:30

【釣りバカ日誌シリーズ】
時代が平成に変わる1988年12月24日にお正月映画として第1作が公開されました。バブル景気やゼネコン疑惑など移り行く時代を背景に、建設会社の社長「スーさん」と平社員である「ハマちゃん」の釣りを通して結ばれた立場逆転の風変わりな友情を軽やかに描いたこの作品は、2009年に至るまでスペシャル版と時代劇版を含む全22作品が製作された人気シリーズです。
映画「花のお江戸の釣りバカ日誌」よもやま話

釣りバカシリーズ全作品に参加した唯一のスタッフにインタビュー!

◯お正月映画としての公開ですね。
栗山監督と私の中では、『釣りバカ日誌10』でシリーズは終了だろうと勝手に思っていたら、急遽プロデューサー部より、「正月映画として釣りバカを上映したい」と言われ、驚いたのを覚えています。夏に慌てて準備に入り、時代劇なので大船ではなく京都の松竹撮影所で撮影することになりました!

◯京都でお仕事をされたことはあったのですか。
当時、大船と京都はつながりが薄くて、栗山組のスタッフを連れていくことが出来ず、栗山監督と私と助監督、スチールマンと記録の5人で京都に乗り込んで、京都のスタッフで撮影をしました。結構ビビッて行ったのを覚えています。

◯京都の撮影所はどんな感じですか。
太秦にある松竹京都撮影所で、映画を大船からスタッフが行って作る事が無い時代でしたので、お互い手さぐりしながらクランクインしました。

◯初めて会うスタッフばかりだったのですね。
京都のスタッフは、時代劇を撮影するプロフェッショナルで、東京のスタッフを嫌って対立する、と聞いていたのですが、撮影スタッフは『釣りバカ』が京都にやってくる!と喜んで迎え入れてくれて、とても良いコラボレーションになりました。のちに、山田洋次監督が
『たそがれ清兵衛』などの時代劇を、京都で撮影するきっかけになったと思います。

◯映画は、にぎやかに始まって、まさに「花のお江戸」という感じです。
昔は、劇中で突然歌や踊りが入ったりする、明るくて楽しい気軽な時代劇がよく作られていました。先輩からそういう映画は「ギンギラ映画」というのだと聞かされていましたので、今回はまさにその流れだと思いました。「ダチョウ倶楽部」や子供だった頃の「マナカナ」や「大木こだま・ひびき」さんも出演されて、華やかでにぎやかで。まさに「ギンギラ娯楽時代劇」でした。

映画『釣りバカ日誌』よもやま話【花のお江戸の釣りバカ日誌編】

◯時代劇ということで、セットも全く違いますね。
大御所の美術監督である西岡善信さんも参加してくださったのですが、ちょっとしたアドバイスで、グッと内容に深みが増していくことを目の当たりにしました。中でもビックリしたのは、大道具さんに説明するために、地面にいきなり図面を引くかのように、線を描きだしたことです。そして、その伝えたい内容を完璧に理解する大道具さんもスゴい!。まさにレジェンド。

◯長屋が2階建てですね。
ドラマや映画の長屋は平屋であることが多いのですが、当時は二階建ての長屋も多かったため、今回は二階建てのセットにして頂いています。奥行が感じられるし、後半のミュージカルのシーンでも効果的に使われています。

◯撮影所に建てられたセットですよね。
屋外にあるので、「オープンセット」と呼んでいます。オープンセットでは、本当に狭い土地に知恵をしぼって江戸の町を作りました。実は、家のセットにタイヤが付いていて、家をいろいろと組み合わせて、町の通りに変化をつけているのです。

映画『釣りバカ日誌』よもやま話【花のお江戸の釣りバカ日誌編】

続きは、
映画『釣りバカ日誌』よもやま話【花のお江戸の釣りバカ日誌編】.松竹シネマクラシックス
https://www.cinemaclassics.jp/news/3088/

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