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たかが一人、されど一人

家内の命日 

2021年12月28日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 今日は暮れの28日、普通のサラリーマンにとっては御用納め、こちらは営業部員で政府の予算編成が終わっていない年が当たり前だった。従って一般社員と少し感慨は異にしたが、それでも定例のパターンには歩調を合わせた。殆どの社員は関係先への挨拶も殆ど終わり、午前中には掃除を済ませて昼時には綺麗になった事務室には寿司屋から届いた大皿の寿司と、女子社員が買ってきた乾き物で先ず乾杯。軽く一杯飲んで早々に帰宅するとしたものだ。まる4年前(平成29年)、当時世話になっていた友人の会社も同様で、午後1時を過ぎると全員が帰宅して事務室に一人残って独りでネット碁をしていた。帰宅しても今日から家内は宿下がりで横浜の実家に帰っているから、寒い自宅に戻るより温かい事務所の方が居心地が良かったからだ。もう何度も書いた気がするが、3時頃だったと思うが目白署からの突然の電話。その約1時間後には板橋の日本大学病院で、家内の遺体に面会することになった。今日はその家内4年目の命日と言う特別な日。次女は一昨日花を送ると言ってきたが断った。歳がある程度行ってから連れ合いに先立たれた男性は、早死するとよく言われるが、4年はある程度長持ちした方だと自分で思っている。80余年の人生で、性格や行動原理に影響を与えてくれた多くの人がいるが、思えば家内の影響が一番大きかったと言える。同居年数が最長だから当たり前かもしれぬ。彼女は生前から、亭主の再教育について時々感想を洩らしていたが、苦労は多かったと思う。新疆自治区のイスラム教徒ではないが、50年近い再教育機関を経て、こいつを娑婆に戻してもどうやら自立できる頃合いと見計らっていたようにも感じる。脳みその改造はもとより、物質的、経済的遺産も大きい。お陰でこの4年間何の不自由もなく過ごすことが出来た。しかし今朝の朝日新聞のトップ記事にこんな記事が踊っている。曰く『日本円の力、半世紀前の水準まで弱体化 急激な円安で暮らしに影響も』。とすれば、折角家内が後〇〇年生かそうと思って残してくれた遺産が○年で尽きてしまうかもしれない。ま、それはそれで構わない。あの世とやらで逝きし親しい人々に会えば、俗塵まみれの今以上に楽しいかもしれぬ。

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