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たかが一人、されど一人

スポーツと五輪 

2021年04月13日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 ゴルフのマスターズ・トーナメントで日本の松山英樹選手が優勝を果たした。日本人としてもアジア人としても初めてのことでお目出度い限りだ。ゴルフ人口が減ってきたとして道具メーカーなどが嘆いていたようだが、これで少しは元気づけられることだろう。最近の事情は知らぬが、ひところ小学生などのアンケートで将来なりたい職業を尋ねると、プロ野球やプロサッカーの選手が上位にランクされていた時期があった。プロスポーツの選手で世界一流になればとてつもないお金が稼げる時代だから、それは当然かも知れぬ。ただ古い時代の感覚しか持ち合わせない年寄からすると、大した勉強もしない多くの子供がノーベル賞に憧れを持つような気がしないでもない。それはともかく、子供の頃を思うとオリンピック競技ではアマチュア資格が厳しく問われていた時があったはずだ。それがいつの間にかプロ選手も参加できるようになって、一層興味深く感じる人もいるだろうし、そうでない人もいるはず。もともと運動神経に欠け、スポーツ観戦にも大した興味がないので偉そうには言えないが、オリンピック精神なるものがあるとすれば、現在のそれは創始者クーベルタン男爵の描いたものと大分違うものになっているように思う。平たく言ってしまえば、現在のオリンピックは世界的興行師が主催する壮大なサーカスに過ぎない。今度の東京オリンピックに関して言えば、昔から国を上げてのドーピング問題で有名なロシアが、出場禁止になったことが極めて皮肉。今や、どこの国でもオリンピック選手養成は国家事業。禁止薬物は使わないまでも、金を注ぎ込んで国家的プロ選手を育て上げているのが現状だろう。要するにアマチュア精神には程遠いことだけは間違いない。プロスポーツ選手の活躍だからと言って、好プレーや劇的入賞で観客の感動が薄まるものではない。今回の松山選手のマスターズ優勝も水泳の池江璃花子選手のリバイバルも全国紙の1面を飾る時代だ。そのことを非難する必要は無かろうが、今年のオリンピック開催だけは頂けない。平和の祭典であるから、世界各国から大勢の人が集まってこそ意味がある。現在選手派遣をしないと表明しているのは北朝鮮だけだ。追随する国が無いとは断言しにくいだろう。外国からの観客はお断りで、開催の意味が分からなくなった。「オリンピック・パラリンピック開催を断念して、予定したお金は全てコロナ対策に回します。」この一言が言えれば、がっかりする人も多いかも知れぬが、よくぞ決断した、と褒める人も多かろうに。

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