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たかが一人、されど一人

価値判断の基準 

2021年04月08日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 ワクチン後進国の日本では関係ないかも知らぬが、アストラゼネカ社製ワクチンに脳血栓を誘発するとの副反応が発見され、世界各国で一時使用が保留されていた。ところが今週になって欧米の専門家が、コロナウィルス感染症を防ぐメリットに比較すると、この副反応の発症は20万人に一人と比較ならないほど低い。従ってこの使用を止める理由にはなりえない、と発表。それぞれの国が再び使用を開始している。世の中でアドバンテージの裏にリスクが存在する物事は多い。従って欧米の専門家の判断は正しいと思う。このワクチンの問題は欧米の専門家の判断が一致しているが、他のことで考えると物事の利害得失、軽重に関する判断は非常に難しいものがある。個人的には囲碁のことが真っ先に思い浮かぶ。囲碁は白と黒の碁石を交互に好きなところに置いて結果的に囲った地の大きさで勝負が決まる。好きなところと言っても縦横に引かれた線の交差点で、碁盤上には縦19本、横1本の線が引かれているので合計361地点となっている。どう考えても極めて単純な話で、相手より少しだけ大きそうな場所を見つけるだけなのに、不思議なことにこれがなかなか見つからない。ある時点で大きそうだ確信して石を置いても、次に相手に置かれた予想図で見直すと、こちらのほうが小さくなってしまっていることが頻繁に起きる。対局相手とたった二人で同じ碁盤を上から睨んでいるだけなのに何故だ?この不思議さがどうしても分からない。囲碁を習い始めた頃指導してくれたプロの先生がよく口にしていた言葉「ここは銀座4丁目の1等地、ここは大事にしなさい」なんてことも、最近は通用しないようなので忘れるようにしているが、一旦刷り込まれたことは忘れようにもなかなか忘れられるものではない。ダイヤモンドや金塊にしても同じだと思う。ある日気がついたら、ただの石ころと何の価値も感じない金物じゃないかなんてことにもなりかねない。昔ジム通いしていた頃、女房にさんざ笑われたのが「命より健康重視ね」だ。人それぞれで価値判断の基準は異なるが、多くの人間を指導する立場の人は、判断の基準線を明確にして、今何が一番重要か、大小の判断を間違えず重要なことことから順序良くこなしてもらいたいが、問題が多すぎるからだろうか、どうもそこがはっきりしない。内閣府なる役所は国の重要課題を優先的に処理する役所のようだが、この役所が大きくなりすぎていることが心配だ。宝石箱の筈が子供のビー玉入れに思えてくる。

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