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花キュービットに驚く___物語はシンプルにまとめました。 

2021年01月15日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「花キュービットのお届けです」町内のお花屋さんが、誕生日でもないのに???
遠くから贈って頂きました。豪華ですね♪
有難うございました。



自作の物語は、語りやすい長さでまとめました。
寺子屋など他の話は別に書きます。


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七人の幽霊が出る屋敷


留吉は9人兄弟の末っ子です。世の中は乱れており、口減らしに奉公に行く先も見つからないのでした。村の中で手伝い仕事をしてやっと暮らしていましたが、十四になると彼はどこか大きい街に行けば仕事もあるだろうと、南へ向かって旅に出ました。途中、田畑の仕事を手伝って食べ物を貰いながら旅をしていましたが、少し前に国中が大変な流行り病に襲われて一家全滅した家も多く、景気は悪いまま仕事の口などありません。
3年放浪してまた冬が来て仕事もなくなり、食べ物にも寝るところにも困ってしまいました。年越しの日にも行き場に困っていると、にぎりめしをくれた人が、「あそこに大きい空き家がある、幽霊が大勢出ると言う話だが悪さはしないそうだ。凍えるよりはましかもしれんよ」と教えてくれました。
留吉はその家に入ってすぐ仏間の掃除をしました。
仏壇を拭き清めて、お経をあげると隣の部屋で眠りました。


真夜中に「留吉、留吉」と呼ばれて、「俺の名前を知っているのは誰かな」寝ぼけながら仏間に入ると、明かりもないはずの部屋が妙に明るくて、紋付を着た人が7人座っていました。
幽霊だとは思いましたが、不思議と怖さを感じません。
「留吉。お前さんに頼みがあるんじゃ。我が家の養子になってくれんか」おじいさんの幽霊が言いました。
「わしらは手広く商いをしておったのじゃが、不意の流行り病で、この7人がほとんど同時に死に絶えてしまって跡取りがおらん。わしらには位牌もない有様。どうにか墓には埋めてもらえたが、墓石もなく棒が立っているだけじゃ。供養してもらえないからこうして、成仏できずにおる。
お前がうちの子になって跡を継いでくれたら、わしらは成仏できる。ぜひそれを頼みたい。」
留吉には帰れる家はないので養子になるのは構わないけれど、広いだけで汚れた家をもらってもどうしたらいいかわかりません。
すると年寄りは言いました。
床の間の床を剥がすと下に甕が三つ埋めてある、中身はお金だから、それで家を直して暮らすが良い。わしらの供養を続けてくれれば、お前が困ることはない。


留吉は相手が幽霊だと言うことを忘れて、「私でよければ養子にしてください」と答えました。7人の幽霊は、ほっとした様子でした。


今まで話をしていたのが祖父になる人で祖母と、父と母になる人と、兄と、姉が2人。7人の家族の養子に入ると言うわけです。そこで、留吉はみんなに丁寧に挨拶をしました。そうして菩提寺も教えてもらい供養の約束をしました。菩提寺も同じ流行り病で和尚様が亡くなって、最近代替わりしたと言うことでした。
7人の幽霊は「もうこれでお前に姿を見せることはできない、が、あの世に行っても、お前のことは守ってやるから安心しなさい」と言うとにこやかな顔のまま、みんな消えてしまいました。後にはみんなの名前と生まれ日と、亡くなった日を書いた紙が落ちていました。


留吉は床の間の下の甕を見つけて、まず菩提寺に行き、みんなの位牌を作り、墓石を建て家をきれいにして、お坊さんを招いて立派な法要を営みました。


こうしてこの家の若い当主となった留吉は、生涯幸せに暮らしたと言うことです。
おしまい。



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最近右膝の痛みが激しいです。なかなか痛み止めを飲まないからでしょうけど、眠りは妨げないけれど、朝痛みで起こされたりもします。歩行はかなりきついです。


この頃鍼灸に行かないのは、2時間かかるのが億劫だから、でもそろそろ明日あたり行かなくちゃ。


さあその為にも22日放送分を今日中に送信したいです。


忙しいのだけど、お昼にお雑炊が食べたい。ニラはないなあ。レタス入れちゃって、アゴ出汁と鰹節たっぷりで、熱々のお雑炊。つくりまーす。トマトも食べましょう。

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